鬼硬いインドの乾燥ターメリックが「健康ウコン酒」に変身

鬼硬いインドの乾燥ターメリックが「健康ウコン酒」に変身

好奇心から買ってみたインド製の乾燥ターメリックがあまりにもキワモノすぎて使い道に困ってたところ、ウコンの自家製健康酒というものがあることを知ったワタクシ。

早速作ってみたらそう悪くもない。これで作る「即席ターメリックミルク」は最近のマイブーム♪

「健康ウコン酒」ははっきり言って嗜好性はイマイチですが、ウコンにはビタミンEと同等のアンチエイジング効果もあるっていうから捨ておけないではないですか。

粉末のターメリックでも簡単に作れますよ。レシピと「つくれぽ」をご紹介します。

なぜインドのターメリックはこんなにも硬いのか・・・

ターメリックと言えば、カレーには欠かせないあの黄色い粉。和名では「ウコン」のことです。市販されてるものは粉状のものが一般的なので原型を見たことある人は少ないのではないかと思います。

参考までに。ターメリックは生姜の仲間なので見た目はほぼ生姜ですが、画像のように中身は鮮やかな黄色をしています。

右側はそれをドライにした状態ですが、何年か前にインド料理に激ハマりしていた頃にこれと同じ物を好奇心から買ってみたんです。

インド産のものですが、どういうわけかこれが想定外の硬さだった!

現物がもうないので、文章だけで伝わるか微妙なんですけど・・・

見た目は小さな子供の指ほどのサイズ、でもどういうわけかほぼガラス化したようになっていてとにかく硬いのなんのって・・・

包丁の歯も立たないし、真鍮製のごっついスパイスグラインダーで何度もブッ叩いてもかけらも落ちないという頑固さ。しかも電動ミルにもびくともしない頑固さで、下手したらそっちが壊れそうなほどなんです。

「切れない・砕けない・潰せない」と、とてもワタシの手に負えるようなシロモノではないと悟りそのまま何年もお蔵入りすることに。

最近知ったんですが、本場ではドライのホール・ターメリックは油で少しテンパリングして香りづけに使うためのものらしいです。

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激安焼酎に漬け込んで再利用することを思い立つ

そんなこんなでそのターメリックは3年以上もキッチンの調味料のカゴに放り込まれたまま化石化してましたが、ある日突然復活する運びに。

ちょうどその頃「自家製果実酒」作りにハマり始めていて、手当たり次第に家にある食材を焼酎に漬け込んだり、関連サイトで情報を集めてたりしてたときに「ウコン酒」というものがあることを知って閃きました。

とりぞう

とりぞう

そうだ! あの怪しいターメリックを漬け込んじゃお~っと♪

そう思い立って残ってるだけの乾燥ホール・ターメリックとパウダーを半々に混ぜたものを焼酎に漬け込むこと数ヶ月。

下の画像のような黄色いお酒が出来上がりました。しかし・・・

「なんかあんまりそそられないな~」というのが最初に見たときの正直な感想で、はっきり言ってマズそうだったのでwwそのまま1年ぐらいほったらかしにしてました。

そのぶん熟成期間が長くなったので、味は良くなったかもしれないですけど。

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されど、自家製ウコン酒のお味は?

仕込みから1年近く経過した時点での感想を書いてみます。

熟成されてるせいか色も風味もだいぶ濃くなってる気がします。香りもビンのフタを取るとぷーんと濃厚なターメリックのあの香りが。

かといってキワモノ的なエグさはなく、最初に口に含んだときは「コレ意外といいかも!」と思ったほどマトモでした。

しかし、おいしいとも言い難く、一言でいえば「苦い、クスリっぽい」といった感が強いので嗜好品とは程遠く、まさに「ザ・健康酒」といった感じ。

糖分は入ってないのでもちろん甘味もぜんぜんなく、ターメリックは料理に入れすぎると苦くなるんですけど、まさにあの味です。

でもそのせいもあるのか、疲れたときや体力の落ちてるときに飲むと少し元気になるような感触はあります。生姜の仲間だからかピリっとした辛さも感じるので、冷えにも効果あるかも。

ただし一回に飲む分量の目安としては大匙1杯程度とのことなので、飲みすぎはNGです。

現実にウコンは大量に摂取すると消化器系に健康被害を起こすことも報告されているので、その点は注意が必要。

意外にも牛乳と相性がいいターメリック

意外な組み合わせですが、ホットミルクに少量のターメリックを入れるとまろやかな甘みが出てけっこうおいしくなるんです。

ターメリックの苦みが牛乳の甘味を引き出す効果があるのか、ふわっとしていい感じのまろやかな味わいに。

(ちなみにこれにもう少し手を加えて、さらに数種類のスパイスを足せば巷で話題の「ターメリックミルク」になります)。

  <<<つくれぽ>>>
ちょっと色が薄くてわかりにくいですが・・・

試しに今回作ったターメリック酒をホットミルクにティースプーン3杯ぐらい混ぜてもいい感じになりました(黒い粒はコショーです)。

クローブや生姜パウダー、ハチミツを足してもいいかも。

身体も温まるし、健康効果も期待できるので冬の間は定番にしたい感じです。

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材料ふたつだけ。「自家製ターメリック健康酒」を作ろう

それでは、ワタシがいつも参考にさせていただいてる日本蒸留酒酒造組合さんの公式サイト「焼酎スクエア」から「自家製健康ウコン酒」のレシピをご紹介します。

とりぞう

とりぞう

基本の量は「生のウコン250gに対して35度焼酎(ホワイトリカー)1.8リットル」で漬け込むだけ。
その後は冷暗所で2~3カ月放置プレイでOK♪

「1.8リットルもいらんわ!」って方は希望の量に応じて各分量を調整してくださいね。

生ウコンが手に入らなくても、乾燥品や料理に使うパウダーでもいいとのこと。ワタシはホールのドライ品とパウダーをmixしたものをアバウトに漬け込んだだけですが、問題なく仕上がりました。

最初はどれぐらいの量が適当なのかわからず困りましたが、とりあえず適当と思える量で漬け込んでおいてあとから調整しました。

2ヶ月ぐらい経ったら味見してみて必要に応じて酒を足して薄めたり、ターメリックを追加して調整すればいいんじゃないでしょうかね。

ウコンはずっと漬け込んでおいても問題ないそう。

参考までに。ワタシはホワイトリカーは使わずスーパーで買ってきた25度の激安焼酎でいろんな果実酒を作ってますが、いつも問題なく仕上がってます。

漬け込む前に容器は必ず滅菌処理を!

作り方自体は簡単ですが、注意したいのは「漬け込む前には必ずビンを熱湯やアルコールで滅菌処理してしっかり乾燥させること」です。

滅多に腐ることはないと思いますが、清潔第一は自家製果実酒作りの成功の秘訣♪

それとワタシが使ったようなホールのドライ品を使うときは、細口のビンは使わない方がいいです。

時間が経つにつれてウコンがどんどんとアルコールを吸って膨張してくるので、後でブツが取り出せなくなる危険があります^^;

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【補足】ビタミンEと同等の抗酸化作用もあるのだ

さらにターメリックの効能について挙げておくと、このブログでもよくテーマにあげている「アンチエイジング」に役立つ効果があります。

良く知られている効果の他にも、ビタミンEと同等の抗酸化作用があるということが最近の研究でわかっているそうです。

とにかくターメリックには万能ともいうほどたくさんの効能があるので、常備しておくと何かと便利です。

とはいえここでひとつずつ挙げていると長くなってしまうので、それはまた別の機会に触れたいと思ってます。

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【まとめ】キッチンのスパイスでも作れる「自家製健康ウコン酒」

あまりにもキワモノすぎて料理に使えずにお蔵入りしていた、インド製のドライのホール・ターメリックを自家製健康酒にリメイクした「つくれぽ」をご紹介しました。

ちなみにウコンの英語名がターメリックです。

作り方は超簡単。焼酎やホワイトリカーにウコンを漬けて2~3ヶ月置いておくだけ。生のウコンじゃなくても、ワタシが今回使ったドライとかパウダーでも作れます。

どちらかというと薬っぽい味わいなので決しておいしいとは言いいがたいものの、ターメリックの持つ健康効果を期待する方にはオススメします。

最近ではビタミンEと同等の抗酸化作用があることも認められているので、アンチエイジング効果も期待できそうです。

とはいえ、ターメリック酒の一日の摂取量は最大で大匙1杯までとしてください。ターメリックは摂りすぎると消化器系に健康被害を引き起こすこともあるのでご注意を。

今回ご紹介したレシピは日本蒸留酒酒造協会さんの「焼酎スクエア」のものです。ターメリックばかりでなく、いろいろな自家製リキュールのレシピやお役立ち情報満載なので覗いてみてくださいマセ。

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この記事を書いた人 Wrote this article

とりぞう

昭和のバブル時代を満喫したBBAです。オトコのような名前ですが、女です。LGBTとも関係ありませんw。 趣味の音楽のことや最近凝ってる「自家製健康酒づくり」etc、「ろぶりーと」はとりぞうが気ままに綴る雑記ブログです。