- 趣味のワールドミュージック
- 2020年10月12日
【魅惑のアルジェリア音楽】RAI-なぜ日本でバズらない?!洋楽好きに超オススメなライ
ワールドミュージックが好きでアラブ中近東系をよく聴いてますが……
いまだ炎上中で日本中のヒンシュクを買い続ける岸田総理のウマシカなご子息・翔太郎クンの一連の騒動について、なんとあの「タイム誌」が報道しています。
父の岸田総理もつい先日同誌の表紙を飾ったことは記憶に新しいですよね。親子で有名外国雑誌に取り上げられるなんて日本史上今までにない快挙ですぞ。
しかし世界に恥じるような不祥事で注目されるなんて国民ははっきりいって恥ずかしいの一言ですよね~・・・
配信された記事の内容は既に日本で報道されている一連の騒動についてのことでしたが、英語タイトルにインパクトを感じたのでご紹介することにしました。
今回取り上げるのはつい先日、2023/5/30付で配信されたTIME誌公式サイトの記事からです。
記事のタイトルは「Scandal Over Son’s House Party Lands Japan’s Prime minister Kishida In Hot water.」で、赤字の部分が今回ご紹介する表現です。
記事タイトルを日本語にすると「息子の官邸での一連のバカ騒ぎスキャンダルは日本の総理大臣キシダを窮地へと追い込んだ」といったところですが、英語のこの表現からはさらに読み取れるものがあります。
日本で目下絶賛炎上中の翔太郎氏による「官邸醜聞乱痴気騒ぎ」の炎上のせいで岸田総理が渦中の人となっている状況を指していますが、文中の「In Hot water」という部分が実際に炎上中で渦中の人となっている岸田首相の状況を生々しく伝えている気がします。
英語の「hot water」は困難な状況を示すときの表現として日常的に使われているそうです。
この場合は火傷しそうなほどの熱湯を意味していて、そういう温度のお湯に足を突っ込むようなことになったら何が起こるのか容易に想像できますよね!
今回のテーマの「to land somemone in something」は動詞「LAND」のphrasal verb(熟語、句動詞)です。
そもそもの意味は「 To cause someone to be in a difficult situation.」で、何かが原因となって誰かを困難な状況へ追い込むといった表現です。
上の画像は「TIME.com」の記事から拝借。ボサボサ頭に無精ヒゲ・・・なんでTIMEはこんな写真を選んだのだろうか。このヤバイ顔が世界中に配信されてしまったのでした(該当記事のリンクは当記事の一番下にあるので興味がある方は後ほどどうぞ)。
「LAND」を動詞として使う場合は主に「上陸する(船で)、着陸/着地する」といった意味合いを想像しますが、その他にもあまり聞き慣れない意味がいくつかあることがわかりました。
何がしかの問題が起こったときのことを「Land」を使って表現すると「to arrive unexpectedly, and cause problems.(Longman英英辞典)」という意味合いになります。今回ご紹介している表現はこの辺りも含んでいるのかな、とも妄想したのでした。
いずれにしても動詞としての動詞としての「Land」の活用形はあまり馴染みがなかったので自分的にちょっと目新しく感じました。
今回ご紹介した文章には「~in Hot Water」が使われていますが、「~in Deep Water」に置き換えて使われることもあります。
どちらも「困難な状況に陥らせる」ことは同じですが、それぞれ意味合いが少し違ってくるはず・・・・と思っていたところへidiom(慣用句)の表現として下の2つがあるということを発見しました。
1.「be in hot water」(get into hot waterでもok)
=to be in or get into a difficult situation in which you are in danger of being criticized or punished:
2.「be in deep water」(get into deep waterでもok)
=to be in or get into serious trouble:
想像力をちょっと働かせるだけでも理解できるレベルの違いですが、上の2つの違いわかりますよね。
冒頭で少し触れましたが、「in hot water」だと「炎上、大やけどしそうな状況」、「in deep water」ならば「どツボ、抜けられないような深み」にハマるといったようなニュアンスでしょうか。
「in」を「with」に変えた表現もあります。意味は「to give someone something unpleasant to do, because no one else wants to do」=誰もやりたがらないことを他人にやらせる」 って感じですね。
でも、こちらはinformal形なので使う場を選んで使いましょう。
ウマシカの父・・・(画像はnikkei.comから拝借)
ちょっと聞き慣れない言葉ですが、今回ご紹介した「land someone in hot/deep water」のような熟語のことをphrasal verb=句動詞といいます。
「動詞+前置詞もしくは副詞、その両方が加わって新たな意味を持つものになる」というもので覚えておくと表現力もぐぐっと広がりますヨ。なので、新しい単語を覚えるときにはその単語のみでなく、前後にある「on、along with、into・・・」といった前置詞や副詞も一緒に覚えることをおすすめします。
これは昔、都内の超スパルタ英語スクールに通ってたときにそこの鬼講師によく言われていたことなんです。たしかにその方が一石二鳥だしねw
そして英和や和英はやめて英英辞典を使いましょう。これもスクールで一番最初に言われたことです。英語で考えるクセをつけるためだそうです。
※文中で引用している単語や熟語についての英文は、Cambridge Dictionary | 英語辞典, 訳 & 類義語と ロングマン現代英英辞典 | LDOCE から引用しました。
今回ご紹介したのはTIME誌の見出し部分のみですが、既に起こってしまったことを述べているにも関わらず文中に使われている動詞(LANDS)が現在形になっているということに気づいた方っています?
ワタシも最初はこれが不思議だったんですが英語にくわしい人に聞いたところ、「報道に新鮮味を持たせるために、過去に起こった事件の記事でも現在形にする」という説明でした。
真偽のほどはわかりませんが、言われてみれば日本語記事も現在形が使われてますよね。
米TIME誌が先日配信した首相のご子息・岸田翔太郎氏の一連の炎上事件に関する記事の見出しで使われている英語表現について深堀りしてご紹介しました。
記事タイトルは「Scandal Over Son’s House Party Lands Japan’s Prime minister Kishida In Hot water.」で、赤字部分の「to land somemone in something」の意味は「 to cause someone to be in a difficult situation.」になります。
何かが原因になって誰かを困難な状況へ追い込むといった表現で、「息子の開いた首相官邸でのバカ騒ぎが引き金になり父親である岸田首相が窮地に追い込まれている状況」を的確に表現していると思います。
「~In Hot water」を「~In Cool water」に言い替えた表現もあります。深刻な状況に追い込まれるのは同じですが、下の違いがあります。
Hot water—–>「炎上や批判をかって何かしらの罰則を受けそうな状況に追い込まれる」
Cool water—–>「どつぼにハマる、深刻な状況に追い込まれる」
「be in hot/cool water」という表現は英語では日常的によく使われているとのことなので覚えておきましょう。
余談ですが、報道記事に使われている動詞が起こったタイミングに関わらずいつも現在形なのは「報道に新鮮味を持たせるため」という説があります。
↓↓↓今回取り上げたTIME誌の記事はこちら↓↓↓
Scandal Over Son’s House Party Lands Japan’s Prime Minister Kishida in Hot Water
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