
ニルドーシュをもっと知りたいアナタのために、今回は「アーユルヴェーダ的視点から各ハーブ・スパイスの効果効能」をご紹介します。
なぜニルドーシュが禁煙に役立つのか、思わず納得!な結果もわかりました。
同時にハーブたばこの持つ危険性について知っておきたいこともご紹介します。
ニルドーシュ誕生秘話
ニルドーシュは、インドの「MAANS PRODUCTS INDIA」という会社が製造しています。
この会社の社長さんは、元々ものすごいヘビースモーカーだったそう。
それがたたってついに体をこわしてしまい、自分でいろいろ考えた末に身体に害のないアーユルヴェーダ処方の健康タバコ「ニルドーシュ」を世に出すことにしたんだそうです。
創業者自らがカラダを張って?開発したという逸品なのでした。
ニルドーシュに使われているハーブやスパイス
ニルドーシュの公式サイトで公開されているものを参照すると下のようになっています。
日本でもお馴染みのものが多いですが、英語のままのものは日本語名が見つからなかったのでそのまま載せてます。
・バジル ・クローブ ・リコリス(甘草)
・ターメリック(うこん)・インディアン・シナモン
・Tendu Leaf ・Bishops weed ・Indian Bdelium
個人的な印象では「浄化・消炎・毒素排出」といった作用のあるものが多く使われている印象を受けます。
このへんが「禁煙効果」に役立っている気がします。
それぞれの効能については、次の段落で。
して、その味わいは?
喫ってみて感じたのは、次の3つです。
・思っていたよりも味が薄い、軽い味わい。
・かすかな甘みと苦み。苦みの方が強いかも。
・あまり香りはない。
そういうわけで、心配するような強烈なクセはなく、わりと誰でも受け入れやすそうな気がしました。
詳細は下のリンク記事でどうぞ。
それぞれのハーブの効能
それぞれにたくさんの効果や作用がありますが、その中でも喫煙に関係しそうな効能をピックアップしてご紹介します。

バジル(トゥルシー)・・・抗酸化作用、ストレス軽減
インドではバジルというとホーリーバジルの方がポピュラーなので、たぶんこれもそちらだと思います。
別名「トゥルシー」とも呼ばれて万能薬、不老長寿のハーブとしてとても重宝されています。
イタリア料理に使うバジルともまた違うもので、葉がもっと小さく香りもぜんぜん違います。
こちらはシトラス系の香りで、タイ料理によく使われます。
「体調を整える」「ストレスに対する抵抗力を強める」という抗酸化物質を多く含んでいます。
とても爽やかな味がするとのことですが、ニルドーシュではあんまり感じませんでした^^;
ストレス軽減とか精神安定といった作用もあります。
クローブ(丁子)・・・抗菌作用
独特な香りと、強烈な抗菌作用があります。
また体を温める作用があるので風邪のときに使うことも多いです。
その他には消化促進、ガスを一掃する、うっ血を軽減するといった作用があります。
歯が痛いときに、クローブを詰めておくと鎮痛剤にもなるそう。
リコリス(甘草)・・・殺菌、慢性ストレスの緩和
字のごとく、甘味料によく使われます。
一般的に根の部分を使います。
ニルドーシュを喫ったときにほのかな甘みを感じましたが、これのせいだったのかも。
殺菌、消炎作用、ストレス原因のウツやイライラの緩和、特に咽喉系に効能があり、喉の痛みや咳を和らげたりするのに役立ちます。
植物エストロゲンを含むので女性のホルモンバランス調整や生理痛を抑える効果も期待できます。
ターメリック(うこん)・・・浄化・抗菌作用
鮮やかな黄色の粉で、カレーのあの黄色はターメリックのせいです。
生姜の仲間なので形もそっくりです。
インド料理になくてはならないものの一つで、聞くところによればインド人にとって最も重要なスパイスはこのターメリックだそう。
なんでもokな万能ハーブで浄化・抗菌作用が強く、最近では研究によってボケ防止作用があることが報告されています。
消臭作用があるので、魚や肉料理のニオイ消しとしても使えます。
インディアン・シナモン・・・抗菌、リラックス効果
日本でもおなじみのシナモンです。
抗菌・抗酸化作用があり、血行促進や心臓、腎臓を強くするといった作用があります。
甘い香りがリラックス効果ももたらします。
強めの香りがしますが、ニルドーシュでは感じませんでした。
シナモンは産地や特徴によって、何種類かに分けられます。
それぞれ香りや味、色が微妙に違います。
日本では馴染みの薄いハーブ・スパイス
日本人にはいまいち馴染みの薄いものをご紹介します。
日本語名もついていないようなので英語名のままで失礼してます^^;
Tendu Leaf(テンドゥリーフ)・・・抗菌作用
紙の代わりに、ニルドーシュの「巻き」に使われている葉です。
Tendu(テンドゥ)はインドやスリランカが原産の木のことで、これはその葉っぱです。
別名がEast Indian Ebonyで、たぶん「インド黒檀」ではないかと思われます。
黒檀の葉には抗菌作用があることが確認されていて、その堅い樹皮にはマラリア原虫に対する予防効果もあるとのこと。
Bishop’s Weed(アジョワン)・・・毒素排出
セリ科の一年草で、インドではアジョワンと呼ばれます。
消化機能促進と減量、神経系の強化、体の芯に溜まった毒素を吸い出すといった作用があります。
種は別名「ワイルドセロリシード」とも呼ばれてインド料理にもよく使われます。
甘い香りですが、苦みがあってどことなくクセのある風味です。
Indian Bdellium(インディアン・ビデリウム)・・・浄化、毒素除去
別名グッグルとも呼ばれる、北アフリカから中央アジアに分布している樹木から取れる樹脂のことです。
強力な浄化作用があり毒素除去に使われます。
アーユルヴェーダでは万能薬として広く用いられていて、その独特な香りのお香にも浄化作用があるとされています。

グッグルは画像のような乾燥した気候の痩せた土地を好む樹木です。
画像出典元:https://en.wikipedia.org/wiki/Commiphora_wightii
効果が感じられたと思えた点:体内浄化
こうやって1つずつチェックしてみると、毒素除去や体内浄化に重点を置いたブレンドになっている印象を受けました。
それと同時に、ストレス緩和とかリラックス効果といった作用も意識している感じです。
これは実際に使った経験からも納得がいきます。
2ヶ月ぐらいニルドーシュを連続使用しているうちに、ある日突然「もうたばこもニルドーシュもいらんわ~♪」という風にサクッと禁煙できたのは、ニルドーシュによる体内浄化作用が働いてくれたおかげなんだと思ってます。
しかし味については、はっきり言って「イマイチな感じ」だったと言うのが正直な感想です・・^^;
【補足】ニルドーシュは本当に安全なのか?!
タイトルのような疑問を持つ方も少なからずいるかと思います。
天然素材のハーブたばこは「ニコチンを含まないので安全」と言われてはいますが、実際はそうとは言い切れないのが現状です。
ハーブたばこの危険性は通常たばことほぼ変わらない、
ときにはそれ以上になる危険性もある。
上のように警告する海外の医療関係者もいます。
ハーブたばこ自体にニコチンは含まれてはいないものの、火をつけたときに一酸化炭素やタールといった有害物質が発生するとのこと。
【まとめ】「浄化作用とリラックス効果」が期待できそうな配合
ニルドーシュに使われているハーブやスパイスについて個別に解説してみました。
主に「解毒や浄化作用」のあるものが中心にブレンドされていることがわかりました。
このへんが「禁煙効果」に役立っているのではないかと、個人的に思います。
とはいえ、一見ヘルシーに見えるハーブたばこでも、健康被害を警告する医師も少なからずいることもわかりました。
実際に海外ではこういったハーブたばこにも通常たばこと変わらない危険性があることが警告されています。
くわしくは「ニルドーシュに健康被害?!ハーブたばこに潜むリスク」でどうぞ。

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この記事を書いた人 Wrote this article

とりぞう
昭和のバブル時代を満喫したBBAです。オトコのような名前ですが、女です。LGBTとも関係ありませんw。 趣味の音楽のことや最近凝ってる「自家製健康酒づくり」etc、「ろぶりーと」はとりぞうが気ままに綴る雑記ブログです。