日本ではまだ一般的には知られていない気がしますが、世の中には「エナジーバンパイア」と呼ばれる人たちが存在しています。
何を隠そうこのワタクシ、不本意ながらこの「エナジーバンパイア」と思しき女性と10年以上も関わっているんです^^;
先日アメリカの精神科医によって書かれたエナジーバンパイアに関するトピックを読んでいたら、いろいろと自分の実体験と思い当たることが多かったので記事にまとめてみました。
エナジーバンパイアは神出鬼没です。アナタも奴らの餌食にならないように日頃から備えておきましょう!
アナタのすぐそばにもいる!エナジーバンパイア
「バンパイア=吸血鬼」と聞くと何やら恐怖感を抱かせるかもしれませんが、ここで取り上げているエナジーバンパイアは夜の闇に紛れて出没する怪しい人種ではありません。
アナタと同じように一般市民として日常生活を送り、昼間も普通に活動しています。
友人、家族、職場の同僚といったような近しい間柄やごく身近なところにもいますよ。
いつもその人と一緒に時間を過ごした後は異常に疲れるとか、やる気がなくなって抜け殻みたいになってしまうといったような「負の現象」をもたらす人のことをそう呼んでいます。
ENERGY VAMPIRE=読んで字のごとく「他人のエネルギーを吸い取って、それを糧にして生きている人」のことだよ。
エナジーバンパイアというのはあくまでも比喩的な表現なので何も恐れる必要はないです。
オカルトやサイキックとも関係ありません。
「エナジーバンパイア」と呼ばれる人たちには見た目等に共通点があるといったステレオタイプのようなものはなく、十人十色で様々な個性を持っています。
でも彼らに共通しているのは見た目はいたって普通でも、精神医学的に見て人格障害のような問題を持っている「普通とは違う人たち」ということです。
彼らと関わってはいけない理由
個人的な経験からエナジーバンパイアを表現するとしたら、「一方的に相手を振り回して疲労困憊させることがライフワークや生き甲斐になっている人たち」というのが適当に思います。
とにかくある日突然他人の生活に侵入してきて「一方的に大騒ぎしてすべてをひっかき回し」「相手が疲労困憊するのを見ることに悦びを見出している」人が多い印象です。
そしてそうやって散々ひっかき回したと思ったら、ある日突然連絡が途絶え永遠に音信普通になるというパターンが多いです。
最悪な人種ではありますが、同時に一見魅力的で「相手の心を自由に支配していいように操る才に長けた人」も多いのも事実です。
ちょっとサイコパスを思わせるような一面もあるんですよね。
彼らに共通しているのは精神医学的にも何がしかの人格的な問題があると認められていて、劇場型人格障害の傾向が多く認められているということです。
エナジーバンパイアの極端な例は「サイコパス」や「ソシオパス」だそうです。
(この2つについては同記事中の「5.エナジーバンパイアに多いパターン:
劇場型人格障害者、サイコパスとソシオパス」を見てね♪)
餌食にされやすい人
精神科医によると、彼らのターゲットにされやすいのは他人の話に同情しやすく思いやりのある人、自分の話に真面目に耳を傾けてくれそうな人が狙われるそうです。
俗に言う「純粋な心を持った、親切でいい人」が彼らのかっこうの餌食になります。
加えて異常な粘着性や執念深さを持った人が多いので、相手の話に一度耳を貸してしまうとここぞとばかりに憑りつかれます^^;
経験者は語るだな^^;
エナジーバンパイアから被る慢性ストレスはアナタを破壊する!
しかし、もっともオソロシイと思ったのは次のことです。
エナジー・バンパイアたちの攻撃は慢性ストレスの原因となります。
長期にわたって関わっていると、免疫システムの低下、気力の欠如、食欲低下
といった深刻な健康被害や精神障害を引き起こす危険があります。
クリスティアン・ノースラップ医学博士
ちょっと待てよ。これってなんか心当たりない?
慢性ストレスは怖いですよ~! ワタシがその経験者本人ですから。
日ごとに蓄積されていって最後には予想外の大爆発を起こすんです。
そのときの経験をリンク記事にくわしく書いてます。
こういうことからもエナジーバンパイアとはむやみに関わってはいけないことがわかります。
エナジーバンパイアの特徴とよくある手口
エナジーバンパイアはその性質を両親から受け継いでいることも少なくないそうです。
俗に言われるところの「この親にしてこの子アリ!」はまんざらでもなさそうですね。
1.関わった相手にいつも疲労感を与える。
2.常に自分への興味を向けさせておく。
3.一見ひとめを引く、魅力的な人。
4.平気でウソをついて失敗は他人に責任転嫁する。
なんとなく人間像が見えてきませんか。
下の動画はエナジーバンパイアの実態を描いて大人気のアメリカのTVドラマの一部です。
アナタの職場にもこんな人っていません?!
え?!それってよく知ってる人のことじゃあ・・・
先述したエナジーバンパイアの人間像はアメリカの精神科医・オーロフ博士によるものですが、ワタシがこれまで関わってきたエナジーバンパイアと思しき人々に見た人格がたくさん挙げられていて驚きました。
常に相手を自分のペースに巻き込み、さんざん振り回して疲労困憊させる常套手段はまさにそれです。
際立った存在感というのもとりぞうが今までに関わったADHDや双極性障害者には共通していました。インテリでちょっと普通とは違う特別感を漂わせている人も多かったです。
エナジー・バンパイアにはいろいろなタイプがいる
さらに、オーロフ博士は一般的なエナジーバンパイアの例としては下のようなタイプが多く認められると語っています。
1.ドラマチックに生きたいナルシストタイプ
2.他人を踏みつけてでも自分が出世したい策略家
3.極端な例としては、サイコパス的な犯罪者もどき
上のタイプがすべてではありませんが、なんとなくその傾向と人物像が想像できませんか?
アナタのまわりにも当てはまる人が誰か一人はいるかもしれませんね。
こういう人たちは一見すると才能があって魅力的な人が多いものの、それをかさにきて突然自分が高飛車な女王様や暴君になることも多いです。
しかしどうしようもない根暗オタクなタイプもいたしな。ほんと色々だわ。
エナジーバンパイアに多いパターン:
劇場型人格障害者、サイコパスとソシオパス
アメリカではエナジーバンパイアは医学的には「ある特定の問題を持った人たちがいる」という点での認識はされてはいますが、エナジーバンパイアという病名や診断用語はないそうです。
しかしエナジーバンパイアにはサイコパスやソシオパス、劇場型人格障害者といった人が多いということは認められています。
劇場型人格障害
よくあるのは、自分を悲劇の主人公に見立ててまわりを巻き込んで大騒ぎしたがる人。
いつも他人の注目を自分に向けておきたいといった欲求を持っています。
サイコパスとソシオパスの違い
反社会的な人格を持った人のことで基本的にはどちらも同じ気質ですが、遺伝的なものか後天的なものかで呼び方が変わります。
・サイコパス・・・本人が生まれ持ったり遺伝的な要素で先天的に与えられた気質
・ソシオパス・・・親の育て方といった後天的な要素で形づくられた気質
とはいえ両者の性格は以下のことで共通しています。
・見た目は感じがいいのにその心の中は冷酷非情で自分の成功のためには手段を顧みない
・他人を傷つけても罪悪感を感じない
世間でエリートと呼ばれる人たちにはこういうタイプが多いように思います。
そして反社会的だったり、自己愛や自己顕示欲が異常に強いのも特徴となっています。
興味のある方はウィキペディアの「パーソナリティ障害」を読んでみてくださいマセ。
【まとめ】エナジーバンパイアはアナタを破滅させる!
精神科医の見解を引用しながらエナジーバンパイアについてご紹介してみました。
オカルトチックな響きではありますが、彼らにはドラキュラ伯爵が持つような人間を超越した特殊な能力はありません。
見た目はごく普通であっても一種の人格障害者で、普通の人とはだいぶ違う世界観や屈折した価値観を持った人たちだということがわかりました。
極端に自己愛の強い人、サイコパスやソシオパス、劇場型人格障害といった傾向がありエリートと呼ばれる人にも多い感じです。
他人を操る能力に長けていて、自分の利益のためにはそれを利用することも厭いません。
ADHDや双極性障害との関連性については指摘されてはいませんが、個人的には思い当たることがたくさんあり十分に関連性はありそうに思いました。
こういう人たちは冷酷なうえに貪欲で、決して満足することがありません。
彼らと関わることで被る慢性ストレスはアナタの心身に悪影響を及ぼします。
無理して関わっていると健康被害まで引き起こすことも個人的に身をもって経験しています。
関わらないのが一番ですが、不幸にも関わらなければならなくなったときの対策については別記事「アナタを破滅へと導くエナジーバンパイア撃退のための9か条」を参考にして身を守ってください。
アナタの良心が彼らの毒牙にかからないように気をつけましょう。
参考記事:
「How to spot and deal with an energy vampire. By Sarah DiGiulio」
Judith Orloff M.D.公式サイト
Cristiane Northrup M.D.公式サイト
<ホットヨガでカラダの芯からデトックス!>