以前に書いた記事で酒粕レーズンは美容のために超オススメと書きましたが、また最近酒粕の恩恵について知る機会があったので記事にしました。
酒粕は美容面ばかりでなく生活習慣病や肥満の予防といった健康面での効果も驚くほどたくさんあるんです。
美容のためだけなんてもったいない、健康管理にも大いに役立ちそうな酒粕を生活習慣病でお困りのおとーさんや旦那さん、彼氏さんetcにもぜひぜひすすめてあげましょう!
効果的な摂り方や最強の健康食もご紹介してます。
「酒粕」で期待できる5つの体質改善効果。
酒粕はその美容効果が注目されることが多いですが、それだけにとどまらず信じられないぐらいたくさんの健康効果もあることがあらたにわかりました。
特に高血圧とか肥満とか、昨今よくメディアでも取り上げられている生活習慣病の予防にも役立つ効果がたくさんあることから男性にも超絶オススメしたいと思って記事にしました。
加えて医薬品よりもおだやかな作用で植物由来だからカラダにもやさしくお財布にもやさしい! 今日から酒粕生活始めてみませんか。
今回は酒粕を摂取することで得られる、下の5つの健康効果をピックアップしてご紹介します。
- 高血圧予防
- 生活習慣病、肥満防止
- 血糖値抑制効果
- 美肌効果
- 冷え性改善
④⑤は男性にはあまり関係ない気もしますが、最近は男性用スキンケア用品も一般化してきているのでお肌のケアに気を配ってる方は注目です。
酒粕の体質改善に役立つ成分
それぞれの効果と有効な成分については項目ごとに簡単にまとめてみました。
ちなみに酒粕はどこのスーパーでも1袋200円ぐらいから売ってます。
何種類ものサプリに高いお金を使う前にカラダにも財布にもやさしい酒粕から始めてみませんか?
酒粕の効果的な摂取方法については記事の後半で紹介してます。
酒粕由来ペプチド-高血圧予防
「酒粕に含まれる酒粕由来ペプチドは血圧上昇を防ぐ効果があり、体質改善にも役立つ」という研究報告が日本酒の老舗・月桂冠総合研究所からされています。
しかも「医薬品よりもゆるやかな効果」で植物由来だから、身体にも負担がなさそうな印象です。
レジスタントプロテイン-生活習慣病、肥満防止
生活習慣病に悩まされてる方は多いですよね~
酒粕には「痩せやすくなる」、「腸内環境が整うので便秘も治る」といううれしい効果があります。
これは酒粕に豊富に含まれているレジスタントプロテインに整腸効果があり、摂取して大腸に届くと善玉菌を増やしてくれる効果があるためです。
同時に、このレジスタントプロテインは消化されにくいタンパク質としても知られていて、食物繊維のように「脂質や油が小腸に吸収される前に一緒に体外へ排出される」という働きを持っています。
水溶性食物と同じく「老廃物の排出を手伝ってくれるのでコレステロール値もその分減る」という効果があるんだそうです。
余談ですが、このレジスタントプロテインは酒粕の成分を持つ「にごり酒」からも摂取できると前述の月桂冠研究所の研究報告にありました。
食事と一緒に摂ることで血糖値抑制作用が
酒粕を食事と一緒に摂ることで急な血糖値上昇を抑える効果があるそうです。
血糖値スパイクを予防することから糖尿病の抑制効果も期待されています。
食事のメニューに酒粕を使った料理を加えて日常的に摂取するのが一番お手軽でおすすめです。
この記事の後半でご紹介している「白みその粕汁」は最強の健康食です。
特に女性にはうれしい効果
酒粕の持つ美容効果や女性のお悩み、冷え性を改善してくれる成分についてまとめてます。
美容効果については以前に書いた酒粕レーズンの記事で美肌効果について一通りご紹介させていただきましたが、補足の意味も込めてもう一度簡単に触れてみます。
フェルラ菌、コウジ酸、ビタミンB群・・・美肌効果
酒粕には「フェルラ酸」という高級美容液にも含まれる抗酸化作用のある成分が含まれています。
これはシミ、しわ、たるみの抑制、メラニン抑制(紫外線ダメージを軽減)の働きがあるものです。
次に「コウジ酸」という強い抗酸化作用があり肌荒れ、シミを予防する成分が含まれます。
そして「ビタミンB群」で、これは肌を整えて乾燥やニキビを防ぐ効果があります。
酒粕はアンチエイジングの強い味方といったところですかね^^;
アデノシン・・・冷え性予防
酒粕には「アデノシン」という血管を拡張して血行を良くする成分が含まれているため、冷え性改善が期待できます。
この成分は日本酒に多く含まれているもので、日本酒はいろいろあるお酒の中でも特に身体が温まりやすいという性質があります。
だから日本酒で酔っぱらうといい気分になって唄いだしちゃう人が多いのかもね~♪
毎日おちょこ1杯の日本酒を飲むとコラーゲン生成に役立つと聞いたので、冷え性の方はダブル効果を狙って日本酒を生活に取り入れてみるのもいいかもしれません。
酒粕成分の効果的な摂り方
酒粕に含まれる有効成分を余すことなく効果的に取り入れる方法は甘酒か汁物ということですが、酒粕の恵みを丸ごと摂れる「酒粕レーズン」も十分ありだと思います。
酒粕レーズンについては下のリンクの記事に載せているのでぜひご一読くださいマセ。
作り方は超簡単さ! 酒粕とレーズンを混ぜるだけ♪
ここで注意したいのは、酒粕に含まれる酵母菌やビタミンは加熱されるとそれらが外へ溶けだしてしまうという性質があるということ。
例えば、粕漬けみたいなものは焼いたときにその有効成分が外へ流れ出てしまうためあまり効果を望めなくなってしまうんです。
そういった性質からもそれらを丸ごと摂取できる甘酒や汁物がベストなんです。
同時に「酒粕の成分を持つ「にごり酒」も同様の効果が得られる」と前述の月桂冠総合研究所の報告にあるので、晩酌をにごり酒にするのもいいかもしれません。
「白みその粕汁」は最強の健康食なのだった
手軽に酒粕を摂れるメニューとしてまず頭に浮かぶのが「粕汁」です。
お味噌汁に酒粕を加えたというものですが、これはもっとも効果的な酒粕成分の摂取方法と言われています。
加えて味噌も発酵食品なので、酒粕と同時に摂ることでさらに効果が増すことが期待できます。
作り方自体は簡単です。味噌汁を作る容量で具材を煮込んだ汁に酒粕を溶かし、味噌で味を調えれば出来上がり♪
味噌は白みそがベスト!
「味噌7:酒粕3」が黄金比率。
いつも飲んでるお味噌汁にちょっとお湯で溶いて柔らかくした酒粕を加えるだけでも効果は期待できる気がします。
最近は味噌汁を飲まない人が増えていると聞きましたが、こんなに素晴らしい健康食ですもの、今一度見直してみませんか。
酒粕に含まれるアルコール分について
約8%のアルコールが含まれていますが、加熱することで1~2%に減ると言われています。
しかし、運転前やアレルギーのある方、妊婦さん、子供にはNGなので該当する場合は摂取は控えましょう。
自分のペースで続けることが大切だよ。
【まとめ】財布にもカラダにもやさしい酒粕は体質改善に最適
美肌やアンチエイジングに関することでスポットが当たることの多い酒粕ですが、生活習慣病の予防や日々の健康管理にも恩恵がいっぱいです。
しかも「植物由来成分で医薬品よりもゆるやかな効果」だからカラダにも財布にもやさしい!んです。
今回は酒粕を摂取することで期待できる効果について下記の5種類ほどご紹介しました。
- 高血圧予防
- 生活習慣病、肥満防止
- 血糖値抑制効果
- 美肌効果
- 冷え性改善
酒粕を食事と一緒に摂ると血糖値抑制効果があります。
酒粕成分の効果的な摂り方は「甘酒」と「白みその粕汁」です。
「白みそ7:酒粕3」で作った粕汁は最高の健康食になります。
甘酒の成分を持つ「にごり酒」にも同様の効果があることが認められています。
そして最近話題の酒粕の恵み満載な「酒粕レーズン」もオススメです。ぜひお試しを。
注意点としては、酒粕に含まれる酵母菌やビタミンは加熱によって外へ溶けだしてしまう性質があるため、粕漬けみたいなものは期待する効果が得られない可能性があります。
加熱することで酒粕のアルコール分はかなり減りますが、アレルギーのある方や妊婦さん、子供、運転前の方は酒粕の摂取は控えましょう。
この記事がお役に立てれば幸いでございマス。
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