長年使ってるヨギボー・ミニのインナークッションの汚れと悪臭が気になったので、意を決してホームクリーニングしてしまった結果をシリーズでご紹介してます。
今回は洗濯後にびしょ濡れになったヨギボーをどうやって自宅のベランダで完全乾燥させたかを画像付きでご報告します。
はっきり言って洗うことよりも乾かすことの方が数倍大変でした。
今回ワタシが試した同じ方法を手放しでオススメはしませんが^^;もしもの時のために参考にしていただければ幸いでございマス。
悪臭に耐え切れずインナークッションを洗ってしまったワタシ
ヨギボーに関してはすでにいくつか記事を書いてますが何を隠そうこのワタクシ、ヨギボーが日本上陸して間もなかった頃からの愛用者です。
とはいえ、つい最近気づいたんですがインナークッションて知らない間に汚れやニオイを吸収して想定外に汚れているということが判明。
特に昼寝したときの寝汗とか何かをこぼした汚れなんかは悪臭の元になりやすい気がします。
かくいうワタクシは8年目にして気付かされたインナークッションの異次元の汚れと悪臭に耐え切れず、家の浴槽にヨギボーを突っ込んで人力で洗ってしまったのでした。
今回の記事は洗濯後の乾燥編ですが、「真夏のヨギボーのホームクリーニング日記・洗濯編」は下のリンク記事でご紹介してます。
すべては後のまつりだった・・・
さて無事に洗濯は終わったものの、ずぶ濡れになったヨギボーをどうやって乾燥+再生させるのかもこれまた課題でした。
コインランドリーに持っていって特大乾燥機で乾かそうかとも思いましたが、もしも途中で不慮の事故が起こって補償問題にでも発展したら困ります^^;
最初は布団みたいにベランダの柵に引っかけて乾かそうと思ってましたが、これだと中のビーズの重みのせいで両端が引っ張られてに生地に負担がかかることになります。
できるだけフラットな状態で干さないとストレッチが劣化してしまうということに気付いたので床置きで乾燥させることにしました。
しかし外気温40度近いことに気づく
同時に今回これが一番心配だったんですが、うちのベランダの床はコンクリート製のため真夏には信じられない温度になってるはず。
晴天時には裸足ではとても立っていられないほどの熱さになります。
ここに直にヨギボーを置いたりしたら中のビーズが溶けるに違いないと思ったので、床に密着させるような乾かし方は絶対に避けなければならないとも気づいたのでした。
この日は格別に猛暑だったせいか画像のようにベランダではセミとカナブンがお亡くなりになっておりました。ア~メン・・・
なにか物干し用の台でもあればよかったんですが、あいにく我が家にはそういう気の利いた物はないのでしたT_T ああ、困った・・・
スノコを利用してベランダにフラット干しに
いろいろと迷った末にホームセンターで買った押し入れ用の木製スノコの上に置いて干すことに。
メタルラックの棚板でも良かったんですけど、それだと金属部分がさらに高温になるので危険な気がします。
スノコなら木製なのであまり高温になる心配もないし水分も吸ってくれるのでそちらに決定。
結果的には上のような感じに。しかし、ファスナー開けて外気が中に入るようにしないとなかなか乾かないことに後から気づかされることに・・・
なんかハーシーのキスチョコを連想させるんだけどさ^^;
予想外にビーズがなかなか乾かないことに気付く
下の画像は約1.5日ぐらい真夏の快晴の炎天下で天日干した後のヨギボー内部のビーズの様子です。
ビーズの塊がたくさんできていて、遠目にもまだ湿気を帯びてビーズがサラサラしてないのがわかるかと思います。
上はかなり拡大した画像ですが、ヨギボーのビーズって発砲スチロールみたいな軽い素材なんです。濡れるとたんまりと水分を吸うのか、外側のカバーにも湿気が常ににじんできてカバーもなかなか乾かない状態です。
そんなこんなで夜は雨が心配だったので、エアコンのついた部屋に放置してたまに中のビーズをかき混ぜたりして空気にまんべんなく触れるようにしてました。
ドライヤー使ったりしてみましたが、ただのムダでしたわ^^;
しかし、後になってから中でカビが発生したりしたら本末転倒なのでしっかり乾燥させなければ・・・
数日干してみたものの埒が明かないことに気付く
2,3日上の方法を続けてみましたが、一向に変化が感じられないことに気付きました。
外側のカバーはすぐに乾くものの、中のビーズがぜんぜんといっていいほど乾かないんですよね~ 一日6時間ぐらいは日光にあててるんだけどな~
内側のビーズの湿気がじわ~っとカバーにしみてくるので常にカバーも湿っている状態です。
これじゃ、せっかくきれいになったカバーに輪ジミができてしまう~!!!
いくら日光にあてたところでもヨギボー内部に風が入らなければ一向に乾かないということに気付きました。
そして焦りまくってたどりついた結論が次の方法。
エアコンの室外機の風を利用することに
もっと乾燥スピードをアップしなければと思ったところで、何か風をヨギボー内部に送れるものはないかと探しました。
すぐに思いついたのがドライヤーとサーキュレーターでしたが、どちらも問題ありすぎで使い物になりませんでした。
ドライヤー→長時間使うには向いていない。一度に乾かせる範囲が狭すぎ。
サーキュレーター→インナークッションの開閉口が小さすぎてうまく風が中に入れられない。
上の2つはそういうわけで却下。
落ち込んでいたところで「おぉ、そういえばベランダにはエアコンの室外機があるではないか!」とひらめきました。
おまけに連日猛暑でほぼ24時間つけっぱなしだったので、これを利用しない手はありません。
そうなんです、室外機の強風がヨギボー内部に入ればもっと効率的に乾かせるだろうと思ったんです。
しかし、問題は熱です。昼間の35度超えの外気温と室外機の熱風が合わさったら恐ろしいことになりそうです。
考えた末に少しでも高温を避けるために夕方の陽も傾きかけた時間帯から深夜にかけての5~6時間を利用することにしました。
一晩中ベランダに置いておいても良かったんですが、明け方ににわか雨でも来たらすぐに取り込みに行けないので、寝る直前に部屋に取り込むことにしました。
翌日また同じことを繰り返し、ベランダでヨギボーを乾燥するときは30分おきぐらいにクッションの底を蹴り上げてビーズがまんべんなく風に当たるようにしてました。
この方法を4日ぐらい続けました。
トータルで約1週間かかってしまった・・・
下の画像は80%ぐらい乾燥できたところ。まだちょっと湿った感じです。
でも、やっともうひと頑張りというところまできました。
そして下は完全に乾いたと思われる状態です。ビーズがふっくらサラサラしてるのがわかるかと思います。
ここまでくるのに真夏の晴天下でも約1週間かかってしまいました。
しかし、その間の2日ぐらいは外出して丸一日ベランダに干せない日もあったので、連日一気にやればもっと短縮できたのではないかとは思います。
とはいえ、とりあえず無事乾いてひと安心。
乾いたはいいが部屋干しの嫌なニオイが・・・
夜はエアコンのついた部屋に置きっぱなしにしていただけのせいか、途中からなんか蒸れたような部屋干しのあの嫌~なニオイが発生していたことに気づきました。
乾燥後もしばらくはたまにアウターカバーの口開けて中に風を入れたり、ビーズをまんべんなくかき混ぜたりしてたらほぼ消えたように思います。
結論:購入前にメンテナンスのことも考慮すること必須!!!
ここまでものすごい時間と体力を消費した気がしますが、一応無事にすんだしヨギボーが劣化したとかのトラブルもないので一応満足です。
まあ、同じことやろうなんて考える人なんてほぼいないと思いますが、参考のために記事にしてみました。
また数年後に同じことをできるかとなると、「う~ん・・・」というのが正直な気持ちです^^;
ヨギボーってけっこう頑丈なので使ってても気が付かないうちに長い時間が経っちゃうんですよね~
長期使用を考えてる方は購入するときはメンテナンスのことも考慮する必要があることと、普段から汚れ対策もしっかりしておくことを強くオススメします。
困った時はヨギボーストアにリペアを頼むべし
今回ワタシがやったようなちょ~面倒なことをやらずとも、ヨギボーの店舗で受け付けているリペアサービスを利用すればす汚くなったヨギボーも新品同様に甦りますヨ。
一部の店舗に限られますが、プロフェッショナルによるヨギボーのリペアサービスを実施していて、専門業者が99.9%の殺菌洗濯→インナーカバーの新品交換→インナービーズ補充、といった完璧ケアが受けられます。
だいたい1週間ぐらいで新品同様になったヨギボーが戻ってくるそうです。
少し費用はかさみますが、ヨギボーは何年使い込んでもへたらないほどタフなので長いお付き合いを考えてる方は利用を考えてみて下さい。
店舗持ち込みできない方には宅配での受付もしています(往復の配送料がプラスされます)。
参考までにリペア料金はミニの場合は6,800円(税込み7,480)で、配送料は片道2,500円(税込2,750円)となります(2024.1月現在)。
↓ ヨギボーのメンテナンスと新製品情報は公式オンラインストアでcheck!
【まとめ】長持ちさせるためには日頃からヨギボーの汚れ対策を忘れずに
インナークッションのホームクリーニング自体は労力惜しまなければ不可能ではありませんが、完璧にきれいにすることはほぼ不可能でした。
要は洗うこと自体は簡単ですが、その後の乾燥作業にかなりの手間暇がかかります。実行する時期も選ばないとなりません(雨の少ない気温の高い時期必須)。
そういう理由からホームクリーニングは手放しでおすすめはしませんが、何かの参考になればうれしいです。
インナークッションは思ってる以上に汚れている可能性があるので、日ごろからヨギボーの「延命対策」として汚れには細心の注意を。
長年使ってるとインナークッションのクリーニングやリペアは必須になると思います。ヨギボー店舗のリペアサービスを利用するのが利口といえるでしょう^^;
リペアサービスについてはヨギボー公式オンラインストアでCHECK!
これからヨギボーの購入を検討中の方は、あとあとのメンテナンスのことも考慮して買うことを強くオススメします。
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