
欠けた奥歯の治療に行った2か所の歯医者の治療があまりにも違いすぎて衝撃だったので記事にしました。
前半の記事ではボッタクリ歯医者での体験談、後半のこの記事では良心的な歯医者の治療とそれぞれの違いについて比較してみました。
治療の違いを表にしたものを【まとめ】として記事の後半に載せてあります。
歯医者選びの参考にしていただければ幸いでゴザイマス。
やっぱり長年の信頼関係は大切だと実感した件
前半の記事ではグーグル評価4.9のMデンタルクリニックでのとんでも体験をご紹介しましたが、その経験に懲りたワタシはそれ以降は歯医者の冒険するのを止めることにしました。
(欠けた奥歯の治療にいきなり12万円の被せ物をゴリ押しされたMデンタルでの体験はこちらでどうぞ)
というのも、その後すぐに何年もかかりつけにしている近所の歯科医院に行ったときにあることを悟ったからです。
「やっぱ信頼関係って大切だわ~」と。
こちらも地元の歯科医院ですが、わりと年配の先生がひとりで20年近くやっているところで地元では老舗の部類に入るところです。
ちなみにこちらの歯医者さんは「S先生」と呼ぶことにします。
同じ歯医者でも2種類いる
調べてみると海外でもこういった歯医者のトラブルは多いらしく、カナダのある歯科医はこんな表現をしていました。
「Choose a ”Doctor dentist” and avoid a ”Business dentist”」
「ビジネス第一主義の歯医者ではなく、治療第一主義の歯医者を選ぼう」というような意味ですが、今回の比較をするのにドンピシャな表現と思いました。
これで言うと最初に行ったMクリニックは「ビジネス歯科医」、今回治療してもらったS先生は「治療第一主義」の後者と言えると思います。
で、そのS先生ですが、ここもネットのレビューサイトでみつけてからかれこれ5年は通ってます。

ちと先生のキャラが独特なので慣れない人は違和感を感じるかも、といった感じですが、治療の腕はたしかだと思ってます。
以前にも奥歯が欠けて「あわや抜歯か?!」ということがありましたが、そのときも歯は抜かず根気のいる治療を嫌な顔もせずにやって治してくれました。
で、今回もお世話になった結果それはゆるぎないものへと変わりました。
5千円とかからず完了。良心的な歯医者の治療の例
ワタシの食いしばり癖をよく知ってるS先生は「またずいぶん派手にいっちゃいましたね~」というと、手際よく治療を始めて30分とかからずに完了。
セラミックだのジルコニアだのの、変な被せ物も勧めてきませんでした。
とはいえ普通ならこのままでも問題ないが、奥歯に力がかかりすぎると割れる危険性があるとのこと。
「どうしたもんかな~」と少し悩んでましたが、とりあえずこのまま様子見でいきましょうということでその日の治療は完了。
1週間後に再診となりましたが、その日は前回治療した部分の点検と定期健診&歯のクリーニングがメインだったので、欠けた歯の治療は実質1回で完了したことになります。
Mデンタルクリニックでは最低5回と言われたのに、あれって何だったんでしょ。
そのうえ治療費用は定期健診とクリーニング代入れても5000円かからなかったぞ。
(ちなみにワタシは国保なので3割負担です)
え、何この違い?!
高額被せモノ治療の際に気を付けたいこと
歯に被せ物をする際はベースになる歯の虫歯がしっかり治っていなかったり、被せた後に虫歯になったりした場合は面倒なことになります。
「被せた物を外す→虫歯を再治療→再度被せる」となりますが、再治療で元の歯の形が変わってしまうことも多いので被せ物が作り直しになる可能性も高いです。
10万以上もしたジルコニアの被せ物が再度作り直しになんてなったら泣きたくなりますよね~
だから今回初診で行ったMクリニックの技術レベルがどんなものかわからない状態で、治療を任せるのは余計に不安を感じました。
今から思えば今回の選択は正しかったのかも。
まあ、強度は最高と言われているジルコニアの被せ物でも耐久年数は20年ぐらいとのことなので、いつかは作り直さなきゃならないんですけどね。
定期健診とクリーニングのすすめ
おろそかにしやすいんですが、虫歯がなくても定期健診と歯石を取ったりする定期的なクリーニングには行った方がいいですよ。
歯周病や虫歯にかかっているのを知らずに放置してるとあとで高くつくことになります。
早期発見して初期段階で治しておくことは大切。
ワタシは一度そういう経験してから、年に二度くらいは健診に行くようになりました。
「歯がなくなっても今はインプラントがあるから大丈夫」と思ってる方は気を付けてくださいね。
インプラントは1本何十万円とかかるし、入れれば問題解決というわけではないです。
歯周病にかかりやすくなってアフターケアも大変だし、最悪の場合はせっかくインプラントを入れても合わすに痛くて我慢できない、といった理由ではずさなければならなくなったということも起こるそうです。
そういうことを避けるためにも、定期的な歯科検診をオススメします。
【まとめ】表で比較。こんなに違う治療のしかた
欠けた奥歯の治療に行った2か所の歯科医院で提示された治療方法が、あまりにも違いすぎて衝撃だった体験話をご紹介しました。
違いをまとめたものが下の表です。参考にしてくださいマセ。
Mデンタル・クリニック | Y歯科医院 |
グーグルガイドで市内で一番の高評価だった新設の歯科医院。しかし、初診の対応で違和感を感じて1回限りで逃亡。 ・2年ぐらい前に駅前に開業。立地良し。 ・若手(アラサーか?)の歯科医師がひとり。 ・・・カウンセリングで下のような提案・・・ ・歯の一部が欠けただけなので治療自体は簡単。 ・再度薬を患部に詰めてその上から被せ物をする。 ・通院は5回ぐらいで完了。 ・被せ物は何種類かあるが「見た目・強度ともにジルコニア!」と歯科医が激オシ。 ・費用は1本につき12万円ちょい。 しかし、このまま任せるには不安を感じたのでカウンセリングのみで終了。 | 5年ぐらい前からお世話になってる地元の歯科医院。 駅から近い住宅地の一角にある市内では老舗の部類。 ・グーグルでも評価は高い。 ・歯科医はわりと年配で腕はいいという印象。 ・当日は特にカウンセリングや説明もなかったが、初回の治療(30分とかからず)のみで完結。 ・治療箇所の被せは必要ないが、食いしばりのクセがあるので今のままだと割れる可能性もあり。 ・「しばらく様子を見てから決めましょう」とのこと。 総費用は定期健診と歯のクリーニングを入れても5,000円かからず。 その後の治療部位の違和感や痛みはなし。 |
同じ箇所を治療するのに歯医者によってこんなに対応が違うんです。驚きですね。
Mデンタルクリニックの方は被せ物代12万円に加えて5回分の診療費もプラスされるので、まともに通っていたらいったいいくらになったのか想像もつきません。
初診料2,000円はムダになってしまいましたが、いろいろと勉強にもなったのでまあいっか~^^;
不要な治療で余計な支出を避けるためにも、信頼のおける良心的な歯医者さんをみつけておくことを強くオススメします。

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【体験談】その歯医者大丈夫?こんなに違う治療の実例
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とりぞう
昭和のバブル時代を満喫したBBAです。オトコのような名前ですが、女です。LGBTとも関係ありませんw。 趣味の音楽のことや最近凝ってる「自家製健康酒づくり」etc、「ろぶりーと」はとりぞうが気ままに綴る雑記ブログです。